出版業界で異彩を放つ編集者として知られる箕輪厚介さん。
「多動力」「死ぬこと以外かすり傷」などのベストセラーを手がけ、編集者の枠を超えた活動で注目を集めています。
今回は箕輪厚介さんの人物像と経歴について詳しく見ていきましょう。
【箕輪厚介】基本プロフィール
箕輪厚介(みのわ こうすけ)さんは1985年8月28日生まれの編集者・実業家です。
現在は幻冬舎で編集者として活動しながら、複数の会社を経営する多彩な顔を持っています。血液型はB型で、東京都出身です。
【箕輪厚介】学歴・キャリアの始まり
早稲田大学第一文学部を卒業後、2010年に双葉社に入社。最初はファッション雑誌の広告営業として、タイアップや商品開発、イベントの企画運営を担当していました。
編集者としてのキャリアは、広告部に籍を置きながら雑誌「ネオヒルズジャパン」を創刊したことから始まります。この企画は3万部を完売し、箕輪さんの編集者としての才能を示す最初の成功となりました。
【箕輪厚介】幻冬舎での躍進
その後幻冬舎に転職し、編集者として本格的な活動を開始。堀江貴文さんの「多動力」をはじめ、数々のベストセラーを手がけることになります。
主な担当作品には以下があります:
- 堀江貴文「多動力」
- 藤井健太郎「悪意とこだわりの演出術」
- 与沢翼関連の書籍
- 自著「死ぬこと以外かすり傷」
これらの書籍は軒並み大ヒットを記録し、箕輪さんの編集者としての地位を確立しました。
【箕輪厚介】編集者を超えた多様な活動
箕輪さんの特徴は、一般的な編集者の枠に収まらない多彩な活動です。
経営者としての箕輪厚介
- 株式会社エクソダス取締役
- CAMPFIREチェアマン
- 合同会社波の上商店代表
- 株式会社サウなど、複数の企業を経営
メディア・コンテンツ事業
- YouTuberとしても活動
- オンラインサロン「箕輪編集室」を主催
- ニューズピックスアカデミア立ち上げに参画
- アーティストのプロデュース
箕輪厚介のその他の活動
- プロレスのリングに上がることも
- 堀江サロン編集学部教授
- 各種イベントの企画・運営
【箕輪厚介】の仕事に対する哲学
箕輪さんは「好きを仕事に」という一般的な考え方とは異なる視点を持っています。本人によると「苦手なことをやっても、社会人として続けていけないと思っただけ」という消極的な理由で出版社を志したとのこと。
また、「置かれた場所で咲けないやつは、好きなことでも開花しない」という持論を展開し、まずは与えられた環境で力を発揮することの重要性を説いています。
現在の活動
現在も幻冬舎で編集者として活動を続けながら、様々な事業を展開。最近では文藝春秋社の番組「メディア再考2025」にゲスト出演し、出版ジャーナリズムやSNSと報道の関係性について語るなど、メディア業界全体に対する問題意識も発信しています。
まとめ
箕輪厚介さんは、伝統的な編集者の枠を大きく超えて活動する現代的なクリエイター・経営者です。出版業界出身でありながら、デジタル時代に対応した新しいメディアビジネスの形を模索し続けています。
編集というスキルを軸に、書籍出版からオンラインサロン運営、企業経営まで幅広く手がける姿は、これからのクリエイターや編集者にとって一つのロールモデルと言えるでしょう。
賛否両論はあるものの、彼の挑戦的な姿勢と実績は、出版業界に新しい風を吹き込み続けています。