結婚祝いをいただいて「お返しはいらないよ」と言われたことはありませんか?
嬉しい言葉ですが、一方で「本当に返さなくていいのかな…」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
今回は、結婚祝い お返しいらないと言われたらという状況での対応方法、マナー、そして心のこもった感謝の伝え方についてまとめてみました。
「お返しいらない」は本当に返さなくていいのか?
相手の言葉を正しく理解する
相手が「お返しはいらないよ」と言う理由は人によってさまざまです。正しく理解することが大切です。
パターン1:本当にお返しが不要な場合
- 相手が十分裕福で、お返しの品がいらない
- 金銭的な負担をかけさせたくない気遣い
- 遠方で受け取りが難しい
パターン2:気を使わせたくない親切心
- 新婚の時期は何かと大変だから
- 妊娠中や出産間近で手間をかけさせたくない
- 単純に「頑張ってね」という励ましの気持ち
パターン3:形式的な言葉
- 「お返しはいいですよ」は一般的な謙虚な返答
- 実際には期待していることもある

パターン3のケースは、注意が必要ですね…!
お返しのマナーの基本
一般的な結婚祝いのお返し(内祝い)のマナーは以下の通りです:
お返しは感謝の気持ちを伝えるもの
- 結婚祝いをいただくことは大変名誉なこと
- お返しは義務というより、感謝の気持ちを形にしたもの
タイミング
- 結婚式の1ヶ月以内が目安
- 遅くても2ヶ月以内
金額の目安
- いただいた金額の3分の1~半分程度
品物選び
- 消えもの(タオル、洗剤、お菓子など)が一般的
- 相手の好みや ライフスタイルを考慮
「お返しいらない」と言われた時の対応方法
1. 相手との関係性を考える
親や親戚の場合
- 親の場合、お返しは不要なことが多いです
- ただし、感謝の言葉や手紙は忘れずに
- 家族の集まりなどで「いただきました」とお礼を述べる



私たちも両親にはお返しをしていません。「孫が生まれたら一緒に旅行に連れていく」というような形で、今後少しずつお礼をしていけたらと考えてます!
友人や同僚の場合
- 親友なら「本気でいいの?」と確認してもOK
- 同僚や知人なら、相手の言葉を尊重する傾向も
- 後々のために無難な品を用意するのも一つの方法
上司や恩人の場合
- 「ぜひ受け取ってください」という丁寧な姿勢が大切
- お返しは必ずしたほうが無難
- 相手の気遣いを尊重しつつ、形式的なお返しを用意
2. 感謝の気持ちを別の形で表現する
「お返しはいらない」と言われた場合、お返しの代わりに感謝の気持ちを別の形で伝えることが重要です。
お礼状・感謝の手紙
- ハガキや便箋で丁寧にお礼を伝える
- 相手への感謝の言葉を心を込めて書く
- 手書きがより一層気持ちが伝わる
電話やメール
- 直接「ありがとう」と伝える
- 「本当に助かりました」と具体的に感謝を述べる
- 相手の気遣いに感謝する
結婚式へのご招待
- 結婚式を挙げる場合、お返しの代わりになることもある
- 相手との距離や関係性を考慮して判断
3. 小さなお返しを用意する選択肢


「お返しいらない」と言われても、小さなお返しを用意するという選択肢があります。
無難で喜ばれる品
- 高級お菓子やお煎餅の詰め合わせ
- 上質なタオル
- コーヒーやお茶
- ハンドクリームなどの小ぶりな消耗品
メリット
- 感謝の気持ちを形で示せる
- 相手が「受け取れない」と言いづらくなる
- 後々の関係が円滑になる
予算の目安
- 相手の気遣いを尊重し、小ぶりなもので十分
- 3,000円以下程度が目安
- 相手の負担にならないものを選ぶ
4. 相手の言葉を尊重する場合
相手が「本当にいらない」と何度も言う場合や、相手の意思が強い場合は、その言葉を素直に受け入れることも大切です。
その場合に必ずすること
- 感謝の手紙は必ず送る
- 直接、何度かお礼を言う
- LINEやメールで感謝を伝える
- 後日、何らかの形で感謝を示す機会を作る
後々の関係を大切にする
- 相手の気遣いを忘れない
- 自分が何かをいただく立場になった時に返す
- 感謝の気持ちを言葉や態度で表現し続ける
状況別:対応ガイド
親からの結婚祝い
親からの結婚祝いに対して「お返しいらない」と言われた場合の対応:
- 金銭的なお返しは不要なことがほとんど
- 感謝の言葉は何度も伝える
- 手紙で気持ちを伝える
- たまに会った時に「ありがとうございました」と改めてお礼
- 親孝行をすることが最大のお返し
友人からの結婚祝い


友人からの結婚祝いに対して「お返しいらない」と言われた場合:
- 本当に親友なら軽く冗談交じりで確認してもOK
- 感謝のLINEやメールを送る
- 小さなお菓子や消耗品を後日渡すのも◎
- 結婚式で相手を招待できるなら、その時がお返しの機会に
- ただし相手が本気で不要なら尊重する
上司・恩人からの結婚祝い
上司や恩人からの結婚祝いに対して「お返しいらない」と言われた場合:
- 形式的なお返しは用意すべき
- 相手の気遣いはありがたいが、社会人のマナーとして
- 上品で無難なものを選ぶ
- 感謝の手紙は必須
- 職場で何度かお礼を言う
金銭的に厳しい場合
新婚家庭は何かと出費が多いもの。お返しの予算が厳しい場合の対応:
- お返しいらないという言葉に甘えるのもOK(相手の気遣いを活かす)
- 感謝の手紙で誠心誠意、気持ちを伝える
- 後々、無理のない範囲で小さなお返しをする
- 相手に心からの感謝の言葉を何度も伝える
よくある疑問と答え
Q1:「お返しいらない」と言われたのに、後からお返しを送ってもいい?
A: 問題ありません。むしろ丁寧です。
ただし、タイミングは結婚式の1~2ヶ月以内が目安。時間が経ちすぎるとかえって失礼になることもあります。
Q2:お返しの代わりに結婚式へご招待するのはあり?
A: 結婚式を挙げる場合、相手を招待することはお返しの大きな役割を果たします。「結婚式で」という前提で、相手も納得しやすいでしょう。
Q3:結婚祝いを複数人からもらった場合、みんなに同じ対応をすべき?
A: いいえ。相手との関係性によって対応を変えることは珍しくありません。親には違う対応を、友人には別の対応をするなど、柔軟に判断して大丈夫です。
Q4:感謝の手紙はいつまでに送るべき?
A: 結婚式から1~2週間以内が目安です。遅くても1ヶ月以内には送りましょう。手書きが基本ですが、忙しい場合はメールでも問題ありません。
Q5:何ヶ月経ってからのお返しは失礼?
A: 一般的に3ヶ月を過ぎるとやや遅いと言われます。ただし、出産直後や子育て中の場合など、事情がある場合は理解されやすいです。その場合は感謝の手紙を先に送ると親切です。
感謝の気持ちを上手に伝えるコツ
1. 手書きの手紙を送る
結婚祝いをいただいたら、必ず手書きの感謝の手紙を送りましょう。これが最も気持ちが伝わります。
手紙に含める内容:
- 結婚祝いへの感謝
- 相手を思い出すエピソード
- これからの二人への応援の言葉への感謝
- 今後の付き合いについての一言



親世代にはLINEでもいい気がしますが、祖父母にはお手紙のほうが喜ばれるかもしれませんね!
2. 直接、口頭でお礼を言う
会う機会があれば、直接「ありがとうございました」と伝えることが最も大切です。
ポイント:
- 何度言ってもOK(むしろ何度も言うほうが丁寧)
- 相手の目を見て笑顔で
- 「本当に助かりました」と具体的に感謝する
3. SNSでも感謝を表現する
昨今ではSNSで感謝を伝えるのも一般的です。
効果的な使い方:
- 親友ならInstagramストーリーズでお礼を投稿
- 「〇〇さん、結婚祝いをありがとうございました」と感謝を述べる
- 写真と一緒に投稿すると、より気持ちが伝わりやすい
4. 長期的な感謝の気持ちを示す
結婚祝いへのお返しは、一度の対応で終わりではなく、長期的なものです。
継続的なアプローチ:
- 年賀状に感謝の一言を添える
- 子どもが生まれたら報告する
- 相手の人生の大切な瞬間に連絡する
- 自分たちが新しい人生を築いていく姿を示す
まとめ
「結婚祝い お返しいらないと言われたら」という状況は、相手の気遣いと優しさが詰まった言葉です。大切なポイントをおさらいしましょう。
重要なポイント:
- お返しは義務ではなく、感謝の気持ちを伝えるもの
- 相手との関係性を考慮して対応を判断する
- 親には手紙と言葉で感謝を、友人には手紙+小さなお返しという選択肢も
- 感謝の手紙は必ず送る
- 直接、口頭で感謝の言葉を伝える
- 長期的に感謝の気持ちを示し続ける
相手が「いらない」と言う気遣いを最大限に活かしつつ、自分たちの感謝の気持ちを形や言葉で表現することが、最も円滑な人間関係を築く秘訣です。
新しい人生の第一歩で、周囲の方々のご支援をいただくことは本当に幸せなことです。その感謝の気持ちを忘れずに、素敵な夫婦生活を築いていってください♡
最後まで読んでいただきありがとうございました!