プレゼント選びで「面白いものを贈りたい」「笑ってもらいたい」という気持ちから、ネタ系のプレゼントを選ぶ人は多いものです。
しかし、贈る側は面白いと思っていても、実際にもらった側は「正直困る…」と感じることも少なくありません。
今回は、もらって困るネタ系プレゼントの特徴と、なぜ困るのかを詳しく解説します。
ネタ系プレゼントとは?
ネタ系プレゼントとは、実用性よりも「面白さ」や「インパクト」を重視したプレゼントのことです。一般的には以下のような特徴があります。
- 見た目が奇抜
- 使い道が限定的
- 話のネタになることを目的としている
- 価格は比較的安価なものが多い
- SNS映えを狙ったもの
もらって困るネタ系プレゼントの代表例
1. 変わった形の食器・雑貨
具体例
- 動物の形をした奇抜な食器
- 人体模型のような容器
- 下ネタを連想させる形状のもの
なぜ困るのか
- 実際に使うのが恥ずかしい
- 来客時に使えない
- 収納場所に困る
- 洗いにくい形状が多い
2. 着ぐるみ・コスプレ系
具体例
- 動物の着ぐるみパジャマ
- キャラクターの全身タイツ
- 変装グッズ
なぜ困るのか
- 着る機会が限定的
- サイズが合わない可能性
- 保管場所を取る
- 一度着たら満足してしまう
3. 音が出る系グッズ
具体例
- 変な音がする置物
- うるさい目覚まし時計
- 音楽が流れるぬいぐるみ
なぜ困るのか
- 近所迷惑になる可能性
- 電池が切れると ただのゴミ
- 音量調整ができないものが多い
- 壊れやすい
4. 巨大サイズ・ミニチュアサイズ
具体例
- 巨大なペン
- 手のひらサイズの家電
- 異常に大きいマグカップ
なぜ困るのか
- 実用性がない
- 保管場所に困る
- 中途半端なサイズで使いにくい
- 持ち運びが不便
5. 食べ物系ネタグッズ
具体例
- 激辛調味料
- 色が変な食品
- 虫の形をしたお菓子
なぜ困るのか
- 食べるのに勇気がいる
- 賞味期限がある
- 好みが分かれる
- 健康面での心配
ネタ系プレゼントが困る理由
1. 実用性の欠如
最も大きな問題は、日常生活で使う機会がほとんどないことです。
具体的な問題
- 普段使いできない
- 特別な場面でしか出番がない
- 結果的に物置きの肥やしになる
2. 処分しにくさ
プレゼントとしてもらったものは、簡単に捨てることができません。
処分の難しさ
- 捨てるのが申し訳なく感じる
- 贈り主に処分したことがバレる心配
- リサイクルショップでも売れない
- 特殊な形状で廃棄方法が分からない
3. 価値観の違い
面白いと感じるポイントは人それぞれです。
価値観のズレ
- 贈る側が面白いと思っても、もらう側は困惑
- 年齢や性別による感覚の違い
- 文化的背景による認識の差
4. 恥ずかしさ
人前で使うのが恥ずかしいアイテムが多いのも特徴です。
恥ずかしいポイント
- 来客時に隠したくなる
- 職場に持参できない
- SNSにアップしにくい
5. 保管スペースの問題
ネタ系グッズは形状が特殊で、保管に困るものが多いです。
保管の問題
- 収納場所を取る
- 他のものと重ねられない
- 形が複雑で掃除が大変
関係性別の受け取り方の違い

親しい友人からの場合
許容されやすいケース
- お互いのセンスを理解している
- 冗談として受け取れる関係性
- 一緒に楽しめる間柄
それでも困るケース
- 度が過ぎたもの
- 下品すぎるもの
- 高価すぎるもの
職場関係の場合
特に困るケース
- 会社に持参しにくい
- 他の同僚に見られる可能性
- プロフェッショナルな関係に不適切
家族からの場合
複雑なケース
- 断りにくい関係性
- 家族の価値観の違いが浮き彫りに
- 長期間保管することになる
ネタ系プレゼントを贈る側の心理
1. 笑ってもらいたい
純粋に相手を笑わせたいという気持ちです。
2. 印象に残したい
普通のプレゼントよりも記憶に残るものを贈りたいという思い。
3. 予算の制約
限られた予算で面白さを演出したいという考え。
4. 選ぶのが楽
実用的なものを選ぶより、ネタ系の方が選択肢が明確。
上手なネタ系プレゼントの贈り方

完全にNGというわけではありません。以下の点に注意すれば、喜ばれるネタ系プレゼントも可能です。
1. 実用性も兼ね備える
面白さだけでなく、実際に使える要素も含んでいるもの。
良い例
- ユニークなデザインだが機能的な文房具
- 面白い形だが美味しい食べ物
- 変わったデザインでも実用的な雑貨
2. 相手の趣味・嗜好を理解する
相手が本当に面白いと感じるツボを理解すること。
3. TPOを考慮する
贈る場面や相手の立場を考えて選ぶこと。
4. メインギフトの添え物として
メインのしっかりしたプレゼントに、ちょっとしたネタ系を添える程度に。
困ったネタ系プレゼントをもらった時の対処法
1. 感謝の気持ちを示す
まずは贈ってくれた気持ちに感謝を示しましょう。
2. 一度は使ってみる
写真を撮ってSNSにアップしたり、一度は使ってみることで、贈り主への配慮を示せます。
3. 適切なタイミングで処分
一定期間経ったら、感謝の気持ちを持ちつつ適切に処分しましょう。
4. 他の人に譲る
同じようなセンスの人がいれば、譲ってあげるのも一つの方法です。
まとめ
ネタ系プレゼントは、贈る側の「面白がってもらいたい」「喜んでもらいたい」という気持ちから生まれるものです。しかし、実用性の欠如や処分の困難さから、もらった側が困ってしまうケースが多いのも事実です。
プレゼント選びで最も大切なのは、相手の立場に立って考えることです。「自分がもらったらどう思うか」「相手の生活スタイルに合うか」「本当に喜んでもらえるか」を考えてから選ぶことが重要です。
もしネタ系プレゼントを贈りたい場合は、実用性も兼ね備えたものを選んだり、メインギフトの添え物程度に留めたりすることをおすすめします。相手のことを真剣に考えたプレゼント選びこそが、本当の心遣いと言えるでしょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。