「今年こそはお正月の出費を抑えよう」と思いながら、気づいたら数万円使っていた…。
そんな経験はありませんか?初詣のお賽銭、福袋、新年会、おせちやお年賀、そして親戚の子どもへのお年玉。お正月は何かとお金がかかるイベントですよね。
でも実は、お金をかけなくても十分にお正月を楽しむ方法はたくさんあるんです。
今回は、毎年「使いすぎた…」と後悔している方に向けて、お正月をお金をかけずに楽しく過ごす方法をご紹介します。
なぜお正月はこんなにお金を使ってしまうのか?

まず、お正月に出費がかさむ理由を整理してみましょう。
お正月の主な出費項目
- お年玉: 親戚や友人の子どもへのお年玉(平均2〜5万円)
- おせち料理: 購入する場合は1〜3万円
- 初詣関連: お賽銭、お守り、おみくじ、屋台での飲食(数千円)
- 福袋: ついつい買ってしまう福袋(数千円〜数万円)
- 新年会: 友人や同僚との新年会(1回3,000〜5,000円×複数回)
- 帰省費用: 実家への帰省にかかる交通費(数万円)
- お年賀・手土産: 親戚や知人への手土産(数千円〜)
合計すると、軽く5〜10万円、場合によっては15万円以上使ってしまうことも。「お正月だから」という特別感が、財布の紐を緩めてしまうんですよね。
お金を使いすぎる心理的要因
- 「お正月だから仕方ない」という思考: 特別な時期だからと、普段より多く使ってしまう
- 周りに合わせる圧力: みんながやっているから自分もやらないと…という気持ち
- 計画性のなさ: 事前に予算を決めていないため、なし崩し的に使ってしまう
- 「新年だから運気を上げたい」願望: 初詣やおみくじ、お守りなどにお金をかけがち
でも安心してください。
これらの出費を大幅に削減しながら、お正月を十分に楽しむことは可能です!
お正月にお金を使わない過ごし方15選
ここからは、具体的にお金をかけずにお正月を楽しむアイデアをご紹介します。
【初詣編】お金をかけない参拝のコツ

1. お賽銭は「気持ち」でOK
「初詣には5円玉や50円玉が縁起がいい」と言われますが、実はお賽銭に決まった金額はありません。大切なのは金額ではなく、感謝の気持ちです。
節約ポイント: お賽銭は5円〜10円で十分。何千円も入れる必要はありません。
2. お守りは「本当に必要なもの」だけ
神社に行くと、ついつい複数のお守りを買ってしまいがち。でも、お守りは「数」ではなく「気持ち」が大事。本当に必要なもの一つに絞りましょう。
節約ポイント: 昨年のお守りを返納して、今年は買わないという選択もアリ。お守りがなくても、神様はあなたを見守っています。
3. おみくじは「引かない」選択
おみくじは1回100円〜200円。家族や友人と一緒だと、「もう一回」と何度も引いてしまいがち。でも、おみくじは占いであって、人生を決めるものではありません。
節約ポイント: おみくじを引かなくても、参拝の価値は変わりません。「今年の運勢は自分で切り開く」と決めましょう。
4. 屋台は避けて水筒持参
初詣の屋台は雰囲気があって魅力的ですが、価格は通常の2〜3倍。りんご飴500円、たこ焼き600円…と、あっという間に数千円使ってしまいます。
節約ポイント: 家で温かい飲み物を水筒に入れて持参。小腹が空いた時用におにぎりも持って行けば完璧です。
【食事編】おせちやお雑煮を賢く楽しむ
5. おせちは「手作り」か「簡易版」
高価なおせちを購入するのではなく、家にある材料で簡単なおせち風料理を作りましょう。全品作る必要はなく、好きなものだけでOK。
節約ポイント:
- 黒豆は市販の煮豆で代用
- 伊達巻は卵焼きで代用
- かまぼこやハムなど、普段の食材でも十分お正月らしい
6. お雑煮はシンプルに
お雑煮に高級な具材を使う必要はありません。餅、野菜、鶏肉やかまぼこなど、家にあるもので十分美味しく作れます。
節約ポイント: 餅は年末のスーパーでまとめ買いすると安く手に入ります。
7. 「お正月だから外食」をやめる
お正月の外食は通常より高額な特別メニューが多く、コスパが悪いことが多いです。家でゆっくり食べる方がリラックスできます。
節約ポイント: 家で鍋パーティーやホットプレート料理など、家族や友人と楽しめる食事を。
【娯楽編】お金をかけずに楽しむ

8. 初日の出を見に行く
お正月の定番イベント、初日の出。これは完全無料で、しかも特別な体験ができます。早起きは大変ですが、新年最初の日の出は格別です。
節約ポイント: 家の近くの展望スポットや海岸、山など、無料で見られる場所を事前にチェック。
9. 家でお正月映画・ドラママラソン
NetflixやAmazon Primeなど、すでに契約しているサブスクで、お正月にちなんだ映画やドラマを一気見。家族や友人と一緒に見れば、立派なイベントに。
節約ポイント: 地上波の特番も充実しているので、サブスクがなくても十分楽しめます。
10. 家族でゲーム大会
トランプ、UNO、人生ゲームなど、家にあるゲームで大会を開催。優勝者には「家事免除券」など、お金のかからない賞品を用意すると盛り上がります。
節約ポイント: スマホのゲームアプリを使えば、ボードゲームがなくても楽しめます。
11. 書初めや目標設定
新年の抱負や目標を書初めや日記に書く。自分と向き合う時間を作ることで、充実した新年のスタートが切れます。
節約ポイント: 紙とペンがあればできる、完全無料のアクティビティ。
12. 近所を散歩
お正月の静かな街を散歩するのも、意外と気持ちいいものです。普段忙しい人ほど、のんびり歩く時間が貴重に感じられます。
節約ポイント: 完全無料で、運動不足解消にもなります。
【人付き合い編】お金をかけない社交術

13. 新年会は「オンライン」か「持ち寄り」
高額な新年会に参加する代わりに、オンライン飲み会や持ち寄りパーティーを提案。一人当たりの負担が大幅に減ります。
節約ポイント:
- オンラインなら飲み物・食べ物は自分で用意するので格安
- 持ち寄りなら一人500円〜1,000円程度の負担で済む
14. 年賀状はデジタルで
年賀状を出すなら、LINEやメールで済ませる。最近は「年賀状離れ」が進んでいるので、デジタルでも失礼にはなりません。
節約ポイント: はがき代(63円×枚数)と印刷代が節約できます。
15. お年玉は「予算を決めて」渡す
お年玉は相場にとらわれず、自分の経済状況に合った金額で。親戚が多い場合は、事前に親同士で「今年は一人500円ずつにしよう」などと相談するのも手。
節約ポイント:金額より、手紙やメッセージを添える方が気持ちが伝わる・「お年玉は小学生まで」などルールを決める
お正月の出費を抑える事前準備
お正月の出費を抑えるには、事前の準備が重要です。
12月中にやっておくべきこと
1. お正月予算を決める
「お正月全体でいくら使うか」を事前に決めておきましょう。例えば:
- お年玉: 1万円
- 食材: 5,000円
- その他: 5,000円
- 合計: 2万円
こうして予算を決めておくと、無計画な出費を防げます。
2. お年玉リストを作成
誰にいくら渡すかをリストアップして、合計金額を把握。予算オーバーなら、一人当たりの金額を調整します。
3. 年末セールを活用
おせち用の食材は、年末のスーパーで大幅に値引きされることが多いです。12月30日〜31日は特に狙い目。
4. 「断る勇気」を持つ
高額な新年会や、本当は行きたくない集まりは、勇気を持って断りましょう。「予定がある」「今年は家族とゆっくり過ごす」と伝えればOK。
お金を使わないお正月のメリット
お金をかけないお正月には、実はたくさんのメリットがあります。
1. 1月の生活が楽になる
お正月の出費を抑えれば、1月の家計が楽になります。クレジットカードの支払いに怯えることもありません。
2. 本当に大切なものが見えてくる
「お金をかけなくても楽しめた」という経験は、何が本当に自分にとって価値があるのかを教えてくれます。
3. ストレスが減る
「みんなに合わせなきゃ」「これくらい払わないと」というプレッシャーから解放され、自分のペースで過ごせます。
4. 家族との時間が増える
外出やイベントが減る分、家で家族とゆっくり過ごす時間が増えます。これが意外と貴重だったりします。
5. 新年のスタートが前向きに
お金の心配なく新年をスタートできると、気持ちも前向きになります。「今年こそは」という目標にも取り組みやすくなります。
「お金を使わない=ケチ」ではない
ここで大事なことをお伝えします。お金を使わないことは、決して「ケチ」ではありません。
賢くお金を使うことは、むしろ大人として成熟した判断です。見栄や周りの目を気にして無理な出費をするよりも、自分の価値観に基づいてお金を使う方がずっと健全です。
お金を使わないことは:
- 計画性がある証拠
- 自分の価値観を持っている証拠
- 将来のために賢く生きている証拠
誰かに何か言われても、気にする必要はありません。あなたの人生、あなたのお金です。
まとめ:今年のお正月は「賢く・楽しく・節約」で
お正月にお金を使わなくても、十分に楽しく、充実した時間を過ごすことはできます。大切なのは:
- 事前に予算を決める: 使いすぎを防ぐ最大のコツ
- 「お正月だから」思考を捨てる: 特別な時期でも、無理な出費は不要
- 本当に大切なものに集中する: お金をかけなくても楽しめることはたくさんある
- 周りの目を気にしない: 自分の価値観で判断する
- 代替案を考える: 高額な選択肢には、必ず代替案がある
毎年「使いすぎた…」と後悔していた方は、今年こそ「賢く楽しむお正月」にチャレンジしてみませんか?1月の銀行口座を見て「やった!」と思える新年を迎えましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
