「かわいい孫ができたんです!」と写真を見せてくれる方、職場や友人の集まりでよく見かけますよね。
祖父母になった喜びを分かち合いたい気持ちは十分理解できますが、実は受け取る側の本音は複雑なことも。
今回は、孫の写真を見せる・見せられる際のマナーについて考えてみました。
目次
なぜ「嬉しくない」と感じる人がいるのか
1. 他人の孫に興味がない・関心を持てない
正直なところ、他人の孫に特別な興味を持てない人は多いものです。特に:
- 子どもがいない人
- 独身の人
- 子育てが終わって久しい人
- そもそも子どもが苦手な人
2. 頻度や量の問題
- 毎日のように新しい写真を見せられる
- 一度に大量の写真を見せられる
- 同じような写真を何度も見せられる
3. 一方的なコミュニケーション
孫の写真を見せる際、どうしても一方的になりがちです。
相手の反応を待たずに次々と写真を見せたり、長時間話し続けたりすると、聞き手は疲れてしまうことも。
4. 場所やタイミングの問題
- 仕事中や忙しい時
- 真剣な話し合いの最中
- 他の人との会話を遮って
こういった場面で孫の写真を見せられると、相手は困惑してしまいます。
実際によくある場面
職場で
「朝のミーティング前に同僚から孫の写真を見せられて、業務に集中できなかった」 「休憩時間のたびに上司が孫の話を始めて、他の話ができない」
友人関係で
「久しぶりに会った友人が孫の写真ばかり見せて、近況を聞けなかった」
「LINE グループに毎日孫の写真が送られてくる」
近所付き合いで
「買い物先で知り合いに会うと必ず孫の写真を見せられる」
上手な孫の写真の見せ方

上手あ窓の写真の見せ方
1. 相手の反応を見る
- 「よければ、こないだ孫と撮った写真をご覧になりますか?」と一言断る
- 相手の表情や反応を観察する
- 明らかに興味がなさそうなら、短時間で切り上げる
2. 時と場所を選ぶ
- 相手に時間的余裕があるか確認
- プライベートな場面で
- 他の話題の流れで自然に
3. 量と頻度をコントロール
- 1〜2枚程度に留める
- 「特に可愛く撮れた1枚」を厳選
- 毎回見せるのではなく、特別な時だけ
4. 双方向のコミュニケーションを心がける
- 相手の話も聞く
- 相手の家族の話も聞く
- 写真以外の話題も用意する
見せられる側のマナー
1. 基本的な反応を心がける
完全に興味がなくても、最低限の礼儀として:
- 「可愛いですね」
- 「元気そうですね」
- 「大きくなりましたね」
2. 時間がない時は正直に
「すみません、今ちょっと時間がなくて…」と正直に伝えることも大切です。
3. 適度に質問する
「何歳になったんですか?」「お元気ですか?」など、簡単な質問で会話を盛り上げる配慮も。
より良い関係のために
孫の写真を見せる側
- 相手の立場や状況を考慮する
- 押し付けがましくならないよう注意
- 他の話題とのバランスを取る
- 相手も話せる雰囲気作りを心がける
見せられる側
- 基本的な礼儀は保つ
- 時間がない時は素直に伝える
- 相手の喜びを理解しようとする姿勢
まとめ
孫ができた喜びを分かち合いたい気持ちは自然で素晴らしいものです。
しかし、受け取る側の気持ちや状況も考慮することで、より良い人間関係を築くことができます。
大切なのは相手への思いやり。
孫の写真を見せる時も見せられる時も、お互いが心地よく過ごせるような配慮を心がけたいものですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました♡