出産祝いを贈る際、「何が欲しい?」と聞いたのに、返ってきた答えに困ってしまった経験はありませんか?
また、出産祝いをいただく側も、何をリクエストしていいか迷ってしまうことがあります。
今回は、お互いが気持ちよく出産祝いのやり取りができるよう、困る答え方と上手なお願いの仕方について解説します。
贈り手が困る出産祝いのリクエスト

1. 予算を大幅に超える高額なもの
「ベビーカーが欲しい」「チャイルドシートをお願いします」など、一般的な出産祝いの予算(3,000円~10,000円程度)を大きく超えるものをリクエストされると、贈り手は困ってしまいます。
なぜ困るのか
- 予算オーバーで経済的負担が大きい
- 断りにくい雰囲気になってしまう
- 他の人との格差が生まれる
両親や義両親であればいいかもしれませんが、一般的にあまり高いものをお願いするのは遠慮したいですよね。
2. 「何でもいい」「気持ちだけで十分」
一見謙虚に見えますが、実際には贈り手を最も困らせる答えの一つです。
困る理由
- 選択肢が多すぎて決められない
- 本当に喜んでもらえるか不安
- 他の人と同じものを贈ってしまう可能性
「せっかく贈るなら、気に入って使ってもらいたい!」というのが本音です。気を使わせないように言った発言が、、余計に贈り手を困らせてしまっているかもしれません。
3. 非常に具体的すぎるリクエスト
「○○ブランドの△△という商品のピンク色、サイズ80」のように、あまりにも具体的すぎる指定も困りものです。
問題点
- 在庫がない場合がある
- 贈り物としての楽しみがない
- まるで代理購入のような感覚
プレゼントをもらう側としては、欲しいものが手に入って嬉しいですが…、それは果たしてプレゼント🎁なのか…?という疑問が残ります。
4. 趣味性の高いもの
「この作家さんの絵本シリーズ」「オーガニックコットンの特定ブランド」など、非常に趣味性の高いものも贈り手を悩ませます。
困る理由
- 贈り手の好みと合わない可能性
- 専門知識が必要
- 入手困難な場合がある
上手な出産祝いリクエストの仕方

1. 予算帯別に複数の選択肢を提示
贈り手の予算に応じて選べるよう、複数の選択肢を用意しましょう。
例
- 「おむつやおしりふきなどの消耗品」(3,000円程度)
- 「離乳食用の食器セット」(5,000円程度)
- 「ベビー服(80~90cm)」(3,000円~8,000円程度)
何個あっても困らない消耗品などは嬉しいです。ベビー服も新生児用(50~60)はすぐサイズアウトしてしまうので、80~90cmくらいを贈るのがおすすめ。
2. カテゴリーで答える
具体的な商品名ではなく、カテゴリーで答えることで、贈り手に選ぶ楽しみも残せます。
良い例
- 「ベビー服(長袖、80cm以上)」
- 「お風呂グッズ」
- 「おもちゃ(0歳~1歳向け)」
カテゴリ+「すでに持っているもの」を伝えてあげるのも◎おもちゃなどは、まったく同じものが2個あっても困りますからね…。
3. 消耗品は常に歓迎であることを伝える
迷った時の定番として、消耗品が嬉しいことを伝えておきましょう。
おすすめの消耗品
- おむつ(サイズを指定)
- おしりふき
- ベビーローション
- 離乳食(月齢に応じて)
おむつのサイズは聞いておきましょう!サイズが異なると使えない場合も…。肌との相性もあるので、気に入って使っているメーカーなどがないかも確認してみると◎
贈り手を困らせない配慮
1. 欲しいものリストの作成
複数の選択肢を書いたリストを作成し、「この中から選んでもらえると嬉しいです」と伝える方法です。
リスト作成のポイント
- 価格帯を幅広く設定
- 消耗品も含める
- 商品の特徴を簡潔に説明
夫婦で話し合って、リストを作成してみるといいですね!日々更新していけば、プレゼントが重複してしまうこともなさそうです👍
2. 既に持っているものを事前に伝える
重複を避けるため、既に揃っているものを教えておくと親切です。
伝え方の例 「ベビーカーとチャイルドシートは既に用意したので、それ以外でお気遣いいただけると嬉しいです」
3. 性別や月齢に関する情報を共有
適切な商品を選んでもらうため、必要な情報は積極的に共有しましょう。
共有すべき情報
- 赤ちゃんの性別
- 現在の月齢
- 季節に応じたサイズ感
4. 感謝の気持ちを必ず伝える
どんな答え方をする場合でも、お祝いの気持ちに対する感謝を忘れずに表現しましょう。
関係性別の上手な出産祝い品リクエストの伝え方
家族・親族の場合
比較的率直にお願いできる関係性です。
伝え方のポイント
- 高額なものでも相談可能
- 具体的なニーズを説明
- 長期的に使えるものも検討
例文 「ベビーカーを検討中で、A型かB型で迷っています。もしお気遣いいただけるなら、一緒に見に行ってもらえると嬉しいです」
一緒にお買い物出来たら間違いないですし、楽しいはずです!ベビーカーなどは、実際に試さないと分からないので一緒に店舗に行けたらいいですね。
友人の場合
気軽な関係だからこそ、配慮が必要です。
伝え方のポイント
- 予算を意識した提案
- 選択肢を複数用意
- カジュアルなトーン
例文 「何かお気遣いいただけるなら、おむつ(Mサイズ)かベビー服(80cm)あたりが嬉しいです。でも本当にお気持ちだけで十分ですよ!」
職場関係の場合
最も配慮が必要な関係性です。
伝え方のポイント
- 控えめな表現
- 負担をかけない選択肢
- 集団でのお祝いも考慮
例文 「お気持ちだけで十分ですが、もし何かということでしたら、消耗品類が実用的で助かります」
職場のみんなでお金を出しあってプレゼントをしてくれる場合もあります。プレゼント選びに負担をかけさせないように、王道で、どこでも入手しやすいものが良いでしょう!職場に持ってくることを考えると、サイズもコンパクトなものだとなお◎
出産祝いを貰う側がやってはいけないNG行動
1. 出産祝いの催促や追求
「前に話したお祝いの件はどうなりましたか?」のような催促は絶対にNGです。
2. 頂いたプレゼントを他の人との比較
「○○さんからは△△をもらった」のような比較発言は関係を悪化させます!控えましょう!
3. 出産祝い品の金額の指定
「3万円くらいのもので」のような金額指定は非常に失礼です。
4. お祝いの品の返品・交換の要求
「色が気に入らないので交換してもらえますか」のような要求は避けましょう。
出産祝いの贈り手側の心得
1. 予算を決めてから聞く
自分の予算を決めてから「○○円くらいで何かあれば」と聞くと、相手も答えやすくなります。
2. 複数人で贈る場合の調整
職場や友人グループで贈る場合は、事前に他の人と調整しておきましょう。
3. 迷った時の定番を知っておく
消耗品やギフトカードなど、間違いのない選択肢を用意しておくと安心です。
まとめ
出産祝いのリクエストは、お互いの関係性や状況を考慮した配慮が大切です。もらう側は相手の負担にならない範囲で具体的に、贈る側は相手の立場に立って考えることが重要です。
最も大切なのは、出産という喜ばしい出来事を一緒に祝う気持ちです。
プレゼント選びで悩んだり困ったりすることもありますが、その背景にある温かい気持ちを大切にして、お互いが心地よく感じられるやり取りを心がけましょう♡
最後まで読んで頂きありがとうございました♡