内祝いにお米もらっても嬉しくない？出産祝いの最新トレンドを紹介

赤ちゃんの誕生は家族にとって大きな喜びであり、その喜びを周囲の方々と分かち合いたいという気持ちから「内祝い」という文化が日本には根付いています。

昔から定番とされてきたお米の内祝いですが、「正直あまり嬉しくない」という声も最近では聞かれるようになりました。

今回は出産内祝いの基本から、定番の体重米の魅力、そして「お米以外」の選択肢まで、2025年最新のトレンドとともにご紹介します。

出産の内祝いとは？基本を押さえておこう

出産内祝いとは、赤ちゃんが生まれたことを報告するとともに、出産祝いをいただいた方々へのお返しとして贈るものです。

「内祝い」という名前には「内なる（身内の）喜びを分かち合う」という意味が込められています。

内祝いの基本ルール

時期: 出産後1ヶ月〜3ヶ月以内が一般的

金額: いただいた出産祝いの半額〜3分の1程度が相場

メッセージ: 赤ちゃんの名前・生年月日・体重などの情報と感謝の言葉を添える

のし紙: 「内祝」や「出産内祝」の表書きを使用

内祝いは単なるお返しではなく、「新しい家族が増えました」という報告の意味も含まれています。そのため、出産祝いをいただいていない方にも、内祝いを贈ることがあります。

【内祝いの金額早見表】

頂いた額	返す額
3,000円	1,500円
5,000円	1,700円～2,500円
10,000円	3,500円～5,000円
20,000円	7,000円～10,000円
25,000円	8,500円～12,500円
30,000円	10,000円～15,000円
50,000円	17,000円～25,000円
100,000円	35,000円～50,000円

出産祝いに人気な「体重米」ってどんなもの？

体重米とは、その名の通り赤ちゃんの生まれた時の体重と同じ重さのお米を贈る内祝いの定番です。例えば、3,200gで生まれた赤ちゃんなら3.2kgのお米を贈ります。

日本人の「米」への愛着と、「すくすく成長してほしい」という願いが込められた伝統的な贈り物です。

体重米の魅力

日本の伝統: 「米」は日本の食文化の中心であり、「実り」や「豊かさ」の象徴

必需品: 誰もが日常的に消費するもので、無駄になりにくい

カスタマイズ性: 最近では高級ブランド米や産地直送米など選択肢が豊富

遠方で会えない両親や親戚に、新生児を抱きかかえた重さを体感してもらうことが出来るのが一番の魅力です！

コロナの時よりは、面会もしやすくなりましたが、規制している病院もまだたくさんあります。赤ちゃんはあっという間に大きくなりますので、新生児期の赤ちゃんを抱っこできる人は意外に限られてきます。

最近の体重米のトレンド

従来の体重米はシンプルなパッケージでしたが、最近では様々な種類の体重米があります！

• オリジナルパッケージ: 赤ちゃんの写真や名前入りの専用パッケージ

• ブランド米の活用: コシヒカリや魚沼産など、高級ブランド米を使用

お米とカタログのセット: お米と一緒にカタログギフトをセットにしたもの

• 環境に配慮した米: オーガニック栽培や減農薬米など、こだわりの米

赤ちゃんの名前と生年月日が印刷された「ネームライス」や、QRコードをスキャンすると赤ちゃんの動画が見られる「デジタル体重米」なども登場し、進化を続けています！

出産祝いにお米をもらって嬉しくない？本音と代替案

伝統的で実用的な体重米ですが、実は「あまり嬉しくない」という声も少なくありません。どのような人にお米が不向きで、どんな代替品があるのでしょうか？

体重米が喜ばれない可能性がある人

都市部の若い世代: 自炊の頻度が低く、お米の消費量が少ない、炊飯器が家にない

糖質制限中の方: 健康上の理由でお米の摂取を控えている人

同世代の友人、先輩：子どもが欲しくてもなかなか授かれない方も中にはいるはずです。せっかくお祝い頂いているので、お返しの品で相手を傷つけるようなことは避けたいです。

体重米を送る際に注意したいこと

上記で、「体重米を送っても喜ばれない可能性がある人」の例を紹介しました。

それ以外にも体重米を送る際に配慮すべき点をいくつか紹介します。

◆パッケージの赤ちゃんの顔写真が載っている品

お米のビニールのパッケージに、可愛い赤ちゃんの顔が印刷してあったら、お米を食べ終わった後に「捨てづらい」です。

その様な品を送る場合は両親や仲の良い親族だけにしておくのが良いでしょう。

またはメッセージカードなどに顔写真などがプリントされているようなものであれば、取って置きやすくおすすめです。

◆配送タイミングは相手のスケジュールに合わせて

お米は、野菜や魚肉、牛肉と同様に生鮮食品に分類されます。

賞味期限や消費期限は詳しく記載されていませんが、一般的に精米してから1か月程度を目安に食べきることを推奨されています。

食品は、基本宅配ボックスへの配送をしてくれません。仕事の都合でなかなか受け取れなかったり、長期連休（お盆、GW、年末）は海外へ旅行をされる家庭もありタイムリーに受け取れない場合もあります。

「事前に予定を確認してから配送手続きをする」または、「WEB上でギフトを送付して、相手に受け取り設定をしてもらう」など、受け取り手への配慮をしましょう。

2025年の出産内祝いの最新トレンドは？

出産祝いをいただいた方へのお返し（出産内祝い）の最新トレンドをご紹介します。両親、親戚、友人、同僚など、様々な関係の方に喜ばれるギフトを金額帯別にまとめました。

3,000円〜5,000円の出産内祝い（友人・同僚向け）

カフェインレス＆オーガニックドリンクセット: デカフェコーヒーや有機栽培のハーブティー詰め合わせ

マイクロプラスチックフリーのバスアメニティ: 環境に配慮した入浴剤やソープのギフトセット

フォトジェニックなカタログギフト: SNS映えする写真付きのデジタル連動型カタログギフト

エシカルスイーツボックス: フェアトレードチョコレートや地域特産のお菓子詰め合わせ

ゼロウェイストキッチンセット: 環境に優しい素材のキッチン小物セット

5,000円〜10,000円の出産内祝い（親戚・友人向け）

プレミアムオイル＆調味料セット: 厳選された高品質なオイルや調味料の詰め合わせ

サステナブルホームアイテム: 環境に配慮した素材で作られたタオルやキッチン用品のセット

地域特産食材ギフトボックス: 赤ちゃんの生まれた地域の名産品詰め合わせ

発酵食品プレミアムセット: 健康志向の高い味噌や醤油、ヨーグルトなどの発酵食品セット

パーソナライズされた名入れ和菓子: 赤ちゃんの名前や生年月日を入れた特別な和菓子セット

10,000円〜20,000円の出産内祝い（親戚・両親向け）

高級食材サブスクリプション（1〜3ヶ月）: 毎月届く厳選食材セット

伝統工芸品のモダンアレンジ: 伝統技術を活かしつつ現代の生活に合うデザインの工芸品

プレミアムコスメ＆スパセット: 高品質なスキンケアやバスグッズの詰め合わせ

エシカルラグジュアリーフード: 持続可能な方法で生産された高級食材セット

デジタル機能付き伝統茶器セット: QRコードで茶の入れ方動画が見られる現代的な茶器セット

20,000円以上の出産内祝い（両親・義両親向け）

高級和牛・海鮮カタログギフト: 最高級の食材を選べるプレミアムカタログ

伝統工芸の名入れ食器セット: 赤ちゃんの名前を入れた高級陶磁器のセット

アート性の高い家族写真アルバム: プロカメラマンによる撮影と高級アルバム制作のセット

高級旅館宿泊券: 祖父母世代に喜ばれる贅沢な温泉旅行体験

プレミアム食事宅配サービス（3〜6ヶ月）: 厳選レストランの味を自宅で楽しめるサービス

自分では買わない、少し良いものをもらえたら嬉しいです♡両親、祖父母には赤ちゃん関連のオリジナルグッズを作成してプレゼントしてあげるのもいいかもしれませんね！

まとめ：内祝い選びのポイント

出産内祝いは「形式」より「相手に合わせた選択」が重要になってきています。

出産内祝いで人気の体重米も送る相手や送り方には細心の注意を払いましょう！

時代は変わっても、「おめでとう」「ありがとう」という気持ちを伝える内祝いの本質は変わりません。2025年の最新トレンドを参考にしつつ、贈る相手の喜ぶ顔を想像しながら選んでみてくださいね。

最後まで読んで頂きありがとうございました♡